足の巻き爪や陥入爪、鶏眼(うおのめ)やべんち(たこ)などの足のトラブルで当院に通院される患者さんは大勢います。

足のトラブルは、靴の選び方や歩き方などの日常生活を気をつけなければ、再発を繰り返します。
そこで、そのような患者さんに向けて、日常生活で気をつけるポイントを記載いたします。



足に合った靴を選ぶことは大切です。靴のサイズ規格だけでなく、足の形や年齢も考慮した靴の選択をしましょう。

靴を選ぶ際は、試着して歩きながら合っているか確認し、3つのサイズを履いて比較すると良いです。靴屋さんのシューフィッターに、自分に合う靴を相談するのもおすすめです。

つま先にゆとりのある靴を選ぶことで、爪のトラブルを防げます。足が靴の中で動ける余裕があり、歩行時に足の指先が圧迫されないか確かめましょう。かかとをしっかり包み込んでくれる靴を履くと歩き方が安定し、靴ひもやベルトで調節できる靴は足をサポートします。
ヒールが高い靴は歩行が不安定になり、足への負担も大きくなります。ヒールの高さは2-3cmまでが余計な負担がかかりにくい目安とされます。足に不安がある場合は、シューズバッグにハイヒールを持ち歩いて、必要な瞬間のみヒールを履くようにするのも一つの方法です。

最後に、歩行時の姿勢にも注意が必要です。正しい歩き方は足のトラブルを予防します。内股歩きやガニ股歩きに気を付け、背筋を伸ばして腕を大きく振ることで自然な歩行ができます。
歩行にも注意して足の健康を維持しましょう。